フキ(蕗)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

フキは、キク科フキ属の多年草で、山菜として人気のある植物です。
日本原産で、北海道・本州・四国・九州・沖縄に分布しています。
北は樺太から、朝鮮半島・中国でも見られます。
山では沢や斜面、河川の中洲や川岸、林の際などで多く見られます。
郊外でも河川の土手や用水路の周辺に見られ、水が豊富で風があまり強くない土地を好み繁殖します。

北海道・足寄町の螺湾川（らわんがわ）に沿って自生するラワンブキは高さ2～3mに達し、北海道遺産に指定されています。
かつては高さ4mに及ぶものもあり、馬に乗ったままその下をくぐることもできたといいます。
秋田県にも2ｍほどにも伸びる秋田蕗というものもあり、全国的にも有名です。

茎は地上で伸びるのではなく地中で地下茎（生姜やアヤメのような根塊）となって横に伸びます。
地表に剥き出しになった地下茎は光合成により緑色に変色するため、よくワサビと間違われて誤食されるが有毒なので地下茎は食べてはいけません。
早春、葉よりまえに花茎が出ます。これを フキノトウ（蕗の薹） とよんでいます。
雌雄異花であり、雌花は受粉後、花茎を伸ばしタンポポのような綿毛をつけた種子を飛ばします。
開花時の草丈は5～10cmですが、結実時の草丈は80cmになるものもあります。
　

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