ノギク(野菊)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

ノギク(野菊)とは、野生の菊のことです。
よく似た多くの種があり、地域によっても様々な種があります。

ノギクは、野生の植物でキクに見えるもののことです。
キク(菊) はキク科の植物ですが、この類の花には大きな特徴があります。
菊の花と一般に言われているものは、実際には多数の小さい花の集合体であり、これを頭状花序と言います。
頭状花序を構成する花には大きく二つの形があり、一つはサジ型に一枚の花弁が発達する舌状花、もう一つは花弁が小さく五つに割れる管状花です。

キクの花の場合、外側にはサジ型の舌状花が並び、内側には黄色い管状花が密生するのが基本であるが、栽培種には形の変わったものもあります。
このような特徴のキク科植物は、実は非常に多いのです。
早い話が ガーベラ も ヒマワリ(向日葵) も コスモス もそうです。

さすがにこれらが野生で存在しても野菊とは言わないと思うので、もう少し狭めます。
草の形で言えば、ヒマワリは大きすぎるし、タンポポ(蒲公英)　やガーベラのような、根出葉がロゼット状にあり、茎には葉がないものもそれらしく見えません。
したがって、あまり背が高くならず、茎に葉がついた姿のものに限られます。
また、 アキノキリンソウ(秋の麒麟草) のように頭花が小さいものもそれらしく見えません。
さらに、菊と言えば秋の花であるから、秋に咲くものをこう呼ぶことが多いです。
　

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