ツユクサ(露草)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

ツユクサは、ツユクサ科ツユクサ属の一年草です。
日本全土、アジア全域、アメリカ東北部など世界中に広く分布する、畑の隅や道端に咲いてる雑草です。
草丈は15～50cmで直立することはなく、茎は地面を這います。
夏(6～9月)にかけて1.5～2cmほどの青い花をつけます。
花弁は3枚あり、上部の2枚は特徴的で青く大きいが、下部の1枚は白くて小さく目立ちません。
アサガオ(朝顔) などと同様、早朝に咲いた花は午後にはしぼんでしまいます。

朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させることから「露草」と名付けられたという説があります。
英名のDayflowerも「その日のうちにしぼむ花」という意味を持ちます。

花の青い色素はアントシアニン系の化合物で、着いても容易に退色するという性質を持ちます。
この性質を利用して、染め物の下絵を描くための絵の具として用いられました。
花の季節に全草を採って乾燥させたものは鴨跖草(おうせきそう)と呼ばれ、下痢止め、解熱などに用いられます。

ツユクサの変種に、 オオボウシバナ(アオバナ) があります。
　

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