エンジュ(槐)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

エンジュは中国原産で、古くから台湾、日本、韓国などで植栽されています。
和名は古名えにすの転化したものです。

街路樹や庭木として植えられます。
葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は4～7対あり、長さ3～5センチの卵形で、表面は緑色、裏面は緑白色で短毛がありフェルトのようになっています。
花時期は夏(7月)で、枝先の円錐花序に白色の蝶形花を多数開かせます。
蜂などの重要な蜜源植物となっています。

花・蕾にはルチンを多く含有します。
蕾を乾燥させたものは、槐花(かいか)という生薬で止血作用があります。
また、シダレエンジュという枝垂れる変種があり、公園などに植栽されます。

このエンジュは枝に刺がありませんが、同じ奇数羽状の複葉をもつマメ科落葉高木に、 ニセアカシア 、イヌエンジュなどがあり、この3種は良く似たところがあって、なれないうちは区別の困難なことがあります。
　

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