ニセアカシア(贋アカシア)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

ニセアカシアは北米原産の落葉高木です。日本には1873年に渡来しました。
用途は街路樹、公園樹、砂防・土止めに植栽、材は器具用等に用いられます。季語は夏です。
一般的に使われる名称であるニセアカシアは、種小名の pseudoacacia (「偽のアカシア」)を直訳したものです。

樹高は20～25mになります。葉は、初夏に白色の総状花序で蝶形花を下垂します。
花時期は春(5～6月頃)、強い芳香のある白い蝶形の花を10～15cmほどの房状に大量に咲かせます。
花の後に平たい5cmほどの鞘に包まれた4～5個の豆ができます。
きれいな花が咲き、観賞用として価値が高いことから街路樹や公園にも植えられますが、幹に鋭い棘があり剪定しにくく、根から不定芽が多数出ます。
風で倒れやすいなどの理由で、庭木などにはあまり向かないといわれます。棘のない園芸用の品種もあります。

材は年輪が不明瞭で、かなり重く、硬く粘りがあり加工しにくいです。
耐久性が高いためかつては線路の枕木、木釘、木炭、船材、スキー板などに使われました。
葉、果実、樹皮には毒性があり、樹皮を食べた馬が中毒症状を起こした例があります。
花そのものを天ぷらにして食べます。
「新芽はおひたしや胡麻和えにして食べられる」と言われていますが、花以外には毒があるので食用にすることは薦められません。
　

スポンサードリンク

このページの素材の商用利用は有料です。素材利用規定 を必ずお読みください。
素材を気に入ったら、ぜひ BBSに書き込みしてって下さいね♪素材作りの励みにしてます。