タンポポ(蒲公英)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

タンポポは、春を代表する花の一つで多年生植物です。
なお、英名のdandelionはフランス語で「ライオンの歯」を意味するdent-de-lionに由来しますが、これはギザギザした葉がライオンの牙を連想させることによります。

多くの種では、黄色い花を咲かせ、綿毛（冠毛）のついた種子を作ります。
生命力の強い植物で、アスファルトの裂目から生えることもあります。
また、セイヨウタンポポは古くからヨーロッパでは食用にされており、多少の苦味があるがサラダなどに用います。
また、根を乾燥させたものはコーヒーの代用品として知られています。
全草を乾燥したものは蒲公英（ほこうえい）という生薬として用いられ、解熱、発汗、健胃、利尿などの作用があります。

舌状花と呼ばれる小さな花が円盤状に集まり、頭花を形成しています。
舌状花1つに計5つの花びらをつけるが、1つに合着した合弁花冠であるため1つの花びらをつけているように見えます。
舌状花の下端には子房があり、その上部から白い冠毛が生えています。
この冠毛は後に発達し、風によって種子を飛散させる役割を担います。

また、タンポポはロゼット型の生育型で茎が短く葉が水平に広がっています。
これにより他の植物の陰になりやすく、他の植物が生きていけないような厳しい環境下で生えていることも多いです。

同じキク科で属名は違いますが、 モモイロタンポポ(桃色蒲公英) は、タンポポによく似た、ピンク色の花を咲かせます。
　

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