ユリノキ(百合の樹)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

ユリノキは、モクレン科ユリノキ属の落葉高木です。
北アメリカ中部原産で日本には、明治時代初期に渡来しました。
生長が速く、街路樹・庭木・公園樹・蜜源植物として利用されます。
蜜源植物としては重要で、良質の蜂蜜が得られます。

葉は薄くて硬く淡緑色平滑で、浅く掌状に2～4裂し、先は凹形です｡
花期は初夏(5～6月頃)、鐘形で枝先に直径6cmくらいでチューリップに似た形の、付け根近くにオレンジの斑紋のある淡い黄緑色の花を咲かせます。
がく片は3枚で、雌蕊が円錐形に集合したものの周囲を、多数の雄蕊が取り囲んでいます｡
果実はローソクの炎のような形状をした集合果で、個々の果実は細長い「へら型」の翼果で、晩秋から冬にかけて散布されます。

葉に様々なタイプの斑が入るものや、枝が横に広がらない品種が選抜されており、造園上も重要です。
材質としては、器具・建築・合板・楽器・ソーダパルプに利用されます。
　

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