ムシトリナデシコ(虫取り撫子)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

ムシトリナデシコの原産地はヨーロッパで、現在は世界の温暖な地域に広く分布しています。
草丈30～60cmに成長します。
茎上部の葉の下に粘液を分泌する部分が帯状にあり、ここに虫が付着して捕らえられることがあります。

花期は初夏(5～6月)にかけて、枝の先に紅色で花径1cmほどの5弁の花を多数つけます。
萼は花弁と同じ紅色で長さ約15mmの筒状です。花の色は、紅～紅紫、白もあります。

名称の由来は上記の粘着部で小昆虫を捕らえることができるからですが、捕獲された昆虫を消化吸収することはなく食虫植物ではありません。
花の蜜を盗むだけで、効果的な受粉に与らないアリが、茎をよじ登って花に達するのを妨げていると考えられています。
日本では江戸時代に鑑賞用として移入されたものが各地で野生化しており、道端や空き地でも群生しているのを良く見かけます。
　

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