ムラサキケマン(紫華鬘)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

ムラサキケマンはケマンソウ科の越年草です。
茎は真っ直ぐに立ち、草丈は30～50cmほどになります。
茎には複数の葉がつき、それぞれ斜め上に伸びて2～3回3出複葉、小葉は扇形に近く、先端は丸くて丸い鋸歯があります。
葉質は薄くて柔らかく、つやを欠きます。
花期は春(4～6月頃)で、赤紫色の長さ2cmの、独特の筒状の花を咲かせます。

日本全国に分布し、木陰などの直射日光の当たらない場所に生育します。
一般にこの植物は越年草といわれていますが、実際にはもう少し複雑な生活史を持っています。
この植物の種子は6月頃に成熟しますが、これは発芽するのは翌年の春で、初夏まで成長した後、地上部は枯れ、地下に団子状の塊茎を残します。
これが再び活動するのはその年の秋で、数枚の葉を出して年を越し、春になると花茎を立てて花をつけ、結実すると全体が枯れます。

全草にプロトピンを含み有毒です。
誤食すれば嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを引き起こします。
ウスバシロチョウの幼虫の食草であり、このためウスバシロチョウも有毒となります。
また、植物体を傷つけたときに出る汁は悪臭がします。
　

スポンサードリンク

このページの素材の商用利用は有料です。素材利用規定 を必ずお読みください。
素材を気に入ったら、ぜひ BBSに書き込みしてって下さいね♪素材作りの励みにしてます。