マンリョウ(万両)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

マンリョウはヤブコウジ科の常緑小低木です。
林内に生育し、また冬に熟す果実が美しいので栽培され、特に名前がめでたいので
センリョウ（千両）　・　ヒャクリョウ(百両)　などとともに、正月の縁起物とされています。
東アジア～インドの温暖な場所に広く分布します。
日本では、関東地方以西～四国・九州・沖縄に自生するほか、庭木などとしても植えられています。

樹高は1mほどになり、同属のヤブコウジと似ていますがヤブコウジは高さ10cmほどなので、区別ができます。葉は縁が波打ち互生します。
葉の波状に膨れた部分には共生細菌が詰まった部屋が内部に形成されています。
また、葉は光に透かすと黒点が見えます。

花期は夏(7月頃)、花は白色で、小枝の先に散形花序をなします。
果実は液果で10月頃に赤く熟し、翌年2月頃まで枝に見られます。
栽培品種には白や黄色の果実もあります。
いわゆる古典園芸植物のひとつで、江戸時代には葉が縮れたりした変異個体が選抜されて、多様な品種群が栽培されました。
　

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