ホテイアオイ(布袋葵)
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◆ホテイアオイ(布袋葵)  (英名:Water Hyacinth/
学名:Eichhornia crassipes)
◇ミズアオイ科ホテイアオイ属   
◇和名 /ホテイアオイ(布袋葵) 
◇別名 /ホテイソウ(布袋草)、ウォーターヒヤシンス
◇花言葉 /恋の愉しみ・恋の悲しみ 
7月13日   の誕生花です。

ホテイアオイは、単子葉植物ミズアオイ科に属する水草です。
南アメリカ原産で、水面に浮かんで生育します。花が青く美しいので観賞用に栽培されます。

池などの流れの少ない水面に浮かんで生育する水草で葉は水面から立ち上がります。
葉そのものは丸っぽく、艶があります。
変わった特徴は、葉柄が膨らんで浮き袋のようになることで、浮き袋の半ばまでが水の中にあります。
茎はごく短く、葉はロゼット状につき、タンポポのような草が根元まで水に浸かっている形です。

水が浅いところで根が泥に着いた場合には、泥の中に根を深く下ろし、泥の中の肥料分をどんどん吸収してさらに背が高くなり、全体の背丈は40cmにもなります。
こうなると葉柄はもはや細長く伸びて浮袋状では無くなります。
なお、この状態で水中に浮かせておくと、しばらくして葉柄は再び膨らみます。

ホテイアオイの群生は夏に花が咲きます。
花茎が葉の間から高く伸び、大きな花を数個〜十数個つけます。
花は青紫で、花びらは六枚、上に向いた花びらが幅広く、真ん中に黄色の斑紋があり、周りを紫の模様が囲んでいます。
花が咲き終わると花茎は曲がって先端を水中につっこむ形となり、果実は水中で成長します。

世界の熱帯・亜熱帯域に帰化し、日本では、本州中部以南のあちこちで野生化しています。
寒さに弱く、冬はほとんど枯れますが、一部の株がわずかに生き延びれば、翌年には再び大繁殖します。
繁殖力が強く、肥料分の多い水域では、あっという間に水面を覆い尽くし、水の流れを滞らせ、水上輸送の妨げとなり、また漁業にも影響を与えるなど日本のみならず世界中で問題となっています。
 
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