フジバカマ(藤袴)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

フジバカマはキク科ヒヨドリバナ属の多年生植物で、秋の七草の一つです。
本州・四国・九州、朝鮮、中国に分布しています。
原産は中国ともいわれてますが、万葉の昔から日本人に親しまれてきました。
夏～秋(8～10月)、散房上に淡い紫紅色の小さな花をつけます。

また、生草のままでは無香のフジバカマですが、乾燥するとその茎や葉に含有されている、クマリン配糖体が加水分解されて、オルト・クマリン酸が生じるため、桜餅の葉のような芳香を放ちます。

かつては日本各地の河原などに群生していましたが、今は数を減らし、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧（NT）種に指定されています。

また別の「フジバカマ」と称する植物が、観賞用として園芸店で入手でき庭にも好んで植えられます。
しかし、ほとんどの場合はフジバカマでなく、同属他種または本種との雑種です。
　

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