ヒメジョオン(姫女苑)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

ヒメジョオンは、草丈が50cm～1mにもなる、白い花を咲かせる一年草です。
北アメリカ原産の帰化植物で、明治の初めに観葉植物として入ってきました。
現在では、全国に広がり、山間部にもかなり入り込んでいます。
同属のハルジオンとともに、道ばたでよく見かける雑草です。

若い期間は根本から長い柄のついた丸っぽい葉をつけます（根出葉）。
やがて茎が高く伸びると、根本の葉はなくなり、茎から出る細長い葉だけになります。
茎と葉は黄緑色で、まばらに毛が生えます。
茎ははじめは枝分かれせず、先の方で数回枝分かれして、白～薄紫の花を咲かせます。
花期は初夏から秋(5～9月)にかけてで、花はヒマワリのような形ですが、まわりの花弁がとても細いです。
この一見、花に見えるのは頭状花序と言って、小さな花の集まりです。中央の黄色い部分は、管状花といいます。
周辺の花びらに見えるのは舌状花で、この舌状花が白く、とても細い形をしています。

ハルジオンと似ていますが、花が 1～2ヶ月程遅く咲き始めることと、ハルジオンのつぼみは下向きでうなだれているのに、ヒメジョオンは上を向いていることなどの点が異なります。
　

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