ハコベ(ハコベラ)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

ハコベは、ナデシコ科の植物のひとつで越年草です。
ただし類似の植物もいくつかあり、一般にはそれらの植物の総称として使われています。
ハコベラともいって、春の七草の一つです。

背の低い草で、草丈はせいぜい20cm、茎の株でよく枝分かれして密集した群落を作ります。
茎には節があり、節ごとに葉を互生します。
葉は広卵形、ややハート形っぽく、茎の下部では長い葉柄がありますが、先の方では次第になくなります。
花期は春(3～4月)、花は集散花序につき、まばらに散らばります。
花弁は白く、五弁ですが、根元近くまで深く裂けているため、一見では10弁に見えます。

雑草として果樹園の下などに、一面に茂ることがあります。
おひたしなど食用にすることができ、小鳥にやる野菜代わりとしても重宝します。
全草は繁縷(はんろう)という生薬で、利尿作用、浄血作用があるとされますが、民間薬的なもので漢方ではまず使われません。
　

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