ナズナ(ペンペングサ)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

ナズナは、アブラナ科越年草で、春の七草の一つです。田畑や荒れ地、道端など至るところに生えています。
ムギ栽培の伝来と共に日本に渡来した史前帰化植物と考えられています。

草丈は20～40cm、花期は春(2～6月)、直径3mmほど、花弁は4枚の小さな白い花を多数、花穂に付けます。
次々に花を咲かせる無限花序で、下の方は種子が形成されますが、先端部では次々とつぼみを形成して開花していきます。
こぼれ落ちた種子は秋に芽生え、ロゼットで冬を越しますが、春に目を出すこともある越年草、または一年草です。
春の七草の一つで、若苗を食用にします。かつては冬季の貴重な野菜でした。

ナズナの名前の由来は、夏になると枯れること→つまり夏無（なつな）から、撫でたいほどかわいい花の意味→撫菜（なでな）から、など、諸説あります。
また、花の下に付いている果実が、三味線の撥（ばち）によく似ており、三味線を弾く擬音語がペンペンであることから、別名をペンペンクサ(ぺんぺん草)とも呼びます。
　

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