キンカン(金柑)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

キンカンは、ミカン科キンカン属の常緑低木の総称です。
中国の長江中流域原産です。俳句では秋の季語になっています。

樹高は2mほどになり、枝は分岐が多く、若い枝には短い刺があることがあります。
葉は互生し、長楕円形で厚みがあり周囲には浅い鋸状歯があります。
夏から秋にかけて3～4回、2～3cmほどの花径の白い五弁の花をつけます。
花の後には直径2cmほどの緑色の実をつけます。晩秋から冬にかけて実は黄色く熟します。

果実は果皮ごとあるいは果皮だけ生食します。
皮の中果皮、つまり柑橘類の皮の白い綿状の部分に相当する部分に苦味と共に甘味があります。
果肉は酸味が強く果皮のついたまま甘く煮て、砂糖漬け、蜂蜜漬け、甘露煮にします。
甘く煮てから、砂糖に漬け、ドライフルーツにすることもあります。

果実は民間薬として咳や、のどの痛みに効果があるとされ、金橘(きんきつ)という生薬名でいうこともあります。
果皮にはヘスペリジン（ビタミンP）を多く含みます。
　

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