イボタノキ(水蝋樹)/素材1/花索引/無料【お花のアイコン館】

イボタノキは、モクセイ科の落葉低木で、日本各地の山野に自生します。
樹高は1.5～2mで、枝はあまり分枝しません。枝は灰白色で新枝には細毛があります。
葉は対生し、長さ2～5cmの楕円形をしています。
花期は初夏(5月頃)、ギンモクセイに似た芳香ある筒状で先の四裂した白い小さな花を、総状に小枝の先に密集して咲かせます。
花序は先端が垂れます。
晩秋には直径6cnほどの楕円形の果実がなり、核果で紫黒色に熟します。

樹皮上に寄生するイボタロウムシの分泌する「いぼた蝋」は蝋燭の原料や日本刀の手入れに用います。
材はきめが細かく楊枝などを作る材料になります。器具の柄などにも用います。薪炭材としても利用します。

また、 ライラック を栽培する場合に、台木として用いられます。
そのため、気をつけないと、ライラックを購入して栽培しているつもりで、いつの間にか芽吹いたイボタの方を育ててしまい、花色がおかしいと言うことになる場合があります。
　

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